明日の手術に備えてシャワーを浴びたり体毛を剃る。入院した
時からずっと、妹が病院の売店で揃えたグンゼの綿のおじさん
パンツを履いてた、、、若い看護師さんに見られるのがとっても
恥ずかしかった。お風呂場の鏡に映った自分の裸体を見て絶句。
肉厚の身体はどこへ、、、骨と皮ばかり、、、まるで老人の体。
これじゃ紙細工みたいだよって思った。昔の漫画「明日のジョー」
に出てくる“力石徹”みたいだね。。。お風呂場で立ってる力も
残ってなくて看護師さんが2人がかりで介助してくれた。
明日手術室に入るまでこの痛みに耐えれば、後は先生方が助けて
くれるんだと自分に言い聞かせて最後の力を振り絞ってたと思う。
甘いジュースやアイスクリームが飲みたくて、食べたくて、、、
元気になったらドラム缶いっぱい食べさせてくれるって妹が励ま
してくれた。
12月中旬頃からほんのチョットだけど、「もしかして死ぬかも」
って脳裏をかすめたことがあった。手術に耐えられればこの痛み
から逃れられると思うと嬉しかった。
手術が怖いとかって気持ちはなかったと思う。とにかくこの激痛
から逃れられるんならどんな辛いことでも頑張れそうだった。
もう痛いのは嫌!!楽になりたい。普通で居たい。ただそれだけ。
お昼を少し回った頃だろうか、、、妹に見送られて車イスでB棟
2階の中央手術室へ向かう。
↓
B棟2階の中央手術室


こうしてクリスマスの日に私の手術は始まりました。
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