京王線の永山駅前、ちょうど駅から病院へ続く通路辺りを歩いて
いた。暗がりから黒ずくめの男達が3~4人飛び出て来て捕らわれ
の身となる。男達は日医大の警備員の制服を着ていて、、、中には
主治医の柏原先生(カッシー)も居た。
病院の実験室みたいな部屋に連れていかれ、台の上に乗せられて
手足を拘束された。周りにはテレビの実況放送用のテレビカメラ
が何台も置かれ、リポーター達がさかんに今の私の様子をカメラ
に向かって実況中継していた。
「世の中のためになる改造手術だから!」と説明を受け、鼻から
チューブを入れられ、身体のあちこちを切り刻まれた。。。
このままじゃ殺されると思って隙を見て逃げた。
逃げた、、、とにかく逃げた!!裸足で病院中を逃げ回り、地下
倉庫みたいな場所でうずくまっていた。。。女性の甲高い声で
「居た、居た!ここに居たぁ~!」って看護師の八木さんと相原
さんに捕まった。
二人は実在の看護師さん。お姉さん格で背が高く色白、女優さん
みたいなのが八木さん。ナンバー2の小柄で色が浅黒くてサーファー
みたいなのが相原さん。窓が1つだけある薄暗い部屋に連れて行かれ、
逃げられないように手足に錘を着けられた。息苦しくて鼻から入って
いたチューブを自分で抜いてお仕置きされた。
逃げては捕まり、逃げては捕まりの連続!!いつも八木さんが相原
さんに命令してた。
「相原ぁ~、、、またヤツが逃げたぁ~!!捕まえろ!!」
って感じだった。窓の外ではナースのコスチューム姿で自衛隊の
野戦訓練みたいなことを看護師さん達が毎日していた。皆、小銃を
肩からぶら下げていたのを覚えてる。
毎日、毎日、身体を切り刻まれて改造が進んで行く。テレビのニュー
スでその様子が実況中継されていた。。。自分の身体が改造されてる
のになぜかそのテレビを見ていた。。。
改造手術が行なわれる場所は決まって狭山スキー場の玄関!!
病院から救急車で毎日狭山に運ばれ、手術が終わると救急車で
病院に帰って手足に錘を着けられ監禁状態の夜を過ごした。
↓
拉致されたのは京王永山駅から日医大の玄関に続く通路辺りだった
と思う。2月も中旬になってやっと歩けるようになった頃に初めて
見た。もちろんこの頃はこんな場所が存在することすら知らなかった。。。
術後、しばらくの間こんな映画みたいな夢を見続けていた。
怖かった!!
怖くて怖くて目を覚ますと、やっぱり八木さんや相原さんが枕元
に立って点滴を換えていた。どれが夢でどれが現実なのか全く分
からなくなっていた。多分年明けの三が日頃までだったんじゃない
かなぁ~!!
映画の間にコマーシャルが流れた。林檎くらいの大きさの忍者が
天井を這い回っていた。背中には○○塗装店とか書かれていて、
非常灯の隙間へ消えては現われ、消えては現われしていた。
非常灯の隙間に吸い込まれて行く瞬間に看護師さんの似顔絵を電球
に書いて行く。
凄い奴だなぁ~と感心した覚えがある。
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